リノベーションとリフォーム、2つの似た言葉ですが、どんな意味の違いがあるのでしょうか。

結論、明確な定義の差はありません。しかし、私たちトウケンホームは、一貫して「リノベーション専門店」です。

今回の記事では、リノベーションとリフォームの言葉の違いや、それぞれのメリットやデメリットについて解説しました。

私たちが「リノベーション専門店」を名乗る理由もお伝えします。

もくじ

• リノベーションとリフォームは何が違う？
• リフォームのメリットとデメリット
  • リフォームのメリット
  • リフォームのデメリット
  • リフォームすべきタイミングとは
• リノベーションのメリットとデメリット
  • リノベーションのメリット
  • リノベーションのデメリット
  • リノベーションすべきタイミングとは
• 私たちが「リノベーション専門店」である理由
• まとめ

リノベーションとリフォームは何が違う？

リフォームとリノベーションの違いは、完成によって「ゼロ」にもどるか、「プラス」になるかと考えると分かりやすいでしょう。

一般的に、「リフォーム」は劣化した建物の性能や機能を回復するために行われるのに対し、「リノベーション」は改修によって新しい価値を生み出すために行われます。

リフォーム	マイナス（劣化）→ゼロ（回復）
リノベーション	マイナス（劣化）→ゼロ（回復）→プラス（新しい価値）

例えば、古いキッチンやお風呂を新しくしたり、ぎしぎし鳴る床を修繕したりして、新築時のように住める状態に戻すことは「リフォーム」です。

一方、これからのライフスタイルに合わせて暮らしやすい間取りに変え、インテリアを見直すことは「リノベーション」と呼びます。

リノベーションとリフォームの違いは、「完成によって価値が向上するかどうか」と覚えてくださいね。

リフォームのメリットとデメリット

リフォームとリノベーションの違いについてより分かりやすくイメージできるよう、それぞれのメリットとデメリットを比較しました。

例えば、「築数十年ほどで設備を入れ替えるだけでも十分住める戸建住宅を、リフォームすべきかリノベーションすべきか...」と迷うとき、リフォームを選択するメリットとデメリットはどんなことでしょうか。

どんなタイミングがリフォームに向いているかも合わせてご紹介します。

リフォームのメリット

主なメリットは以下の3点です。

• 工事完了のイメージがしやすい
• 価格を比較しやすい
• 住みながら工事ができる

リフォームは使いづらくなった箇所を直す・元の使いやすさに戻す工事なので、完成をイメージしづらいと悩むケースは少ないでしょう。

また「どの箇所をどう直す」という工事内容が明確なので、複数の業者を比較検討するときも価格やサービスを見比べやすいはずです。リノベーションの場合は「どこまで改修するか」が設計提案によって違うため、金額比較が難しく業者を検討するのにも迷う傾向があります。

住んでいる家の改修の場合は、住みながらでも工事が可能なことが最大のメリットになるでしょう。もちろん工事内容次第ですが、水回り設備の変更などはおおよそ数日で施工できます。

一方、リノベーションの場合、住みながら工事することが難しい場合が多くあります。一時的に仮住まいにお引っ越しいただく必要があります。

リフォームのデメリット

主なデメリットは、下記の2点です。

• 部分的なリフォームを繰り返していると構造の劣化に気づけないことがある
• 家族構成やライフスタイルの変化の見直しには向かない

新築から数十年経過していると、目に見える部分だけでなく、床下や柱といった構造の部分も劣化が進んでいる可能性があります。使いやすさだけリセットして住み続けていると、それに気付かないままになってしまうかもしれません。

一方、リノベーションは、これからのライフスタイルと向き合い、その後も何十年と住み続ける前提で設計します。

リフォームすべきタイミングとは

リフォームは「交換時期をむかえた一部の設備だけ新調したい」といったケースに向いています。一般的に、水回り設備の寿命は10年から20年ですので、それ以上の年数を同じ住まいで暮らすならメンテナンスが必要です。

永く住み続けるには、定期的にリフォームを活用していくことが大切といえます。

リノベーションのメリットとデメリット

続いて、リノベーションのメリットとデメリット、どのような時に利用すべきかを紹介します。

リフォームと同様、「設備を入れ替えるだけでも十分住める戸建住宅」をリノベーションするメリットとデメリットを考えてみてください。

リノベーションのメリット

主なメリットは以下の2点です。

• 理想の暮らしに合わせた改修ができる
• 性能の見直しによって、長く住める

数十年経過していると、新築当時からは家族構成やライフスタイルが変化しているはずです。新築時は両親と子ども4人家族だったが、両親だけになった、あるいは二世帯になるタイミングというケースもあるでしょう。

その先どのくらいの期間住み続けるかを考慮して、構造や断熱の性能を見直し、ライフスタイルに合わせた間取りに改修できると、快適に暮らせますよね。

リノベーションのデメリット

大きなデメリットとして挙げられるのは、以下の点です。

• 知識と経験ある業者を見極める必要がある

なぜなら、ゼロから図面を引いていく新築工事に対し、既存の建物をベースにするリノベーションでは、建築への理解が非常に大切だからです。リノベーションでは、先人の施主や設計者の思考、施工者の技術や苦労と対話し、新たな価値を創出して高めていく必要があります。

例えば、リノベーションには、

• 建物の構造上の問題
• 法規上の問題
• ご予算とのバランス

といった、乗り越えるハードルがいくつもあります。

それらを丁寧に読み解ける業者を見定めることが、失敗のないリノベーションのカギです。

リノベーションすべきタイミングとは

建物の目的と住む人のライフスタイルが異なる場合は、リノベーションがおすすめです。

例えば、

• ファミリーで住むために新築された戸建に、夫婦2人で住む
• 数十年前のスタンダードな間取りではなく、開放的な暮らしがしたい
• バリアフリーの配慮がない家に、高齢の家族を招く
• 構造のメンテナンスが必要な建物に、その先30年住みたい

というようなケースです。

リノベーションは、改修によって新しい価値を付与する工事。その建物に備わっていないものを追加するなら、リノベーションの選択をおすすめします。

私たちが「リノベーション専門店」である理由

私たちは、単に古いものを新しいものに置き換えるだけの仕事はいたしません。

リノベーションを通してお客様に「想像以上の暮らしごこち」をご提供することをミッションとしています。

• お客様がどんな暮らしをしたいとお考えなのか。
• どんな雰囲気に心が踊る（落ち着く）のか。
• どのような機能があれば暮らしが便利になるのか。

常にそんな発想を持って、価値を高めながら暮らしをアップデートすることを考えています。

前述の通り、リノベーション工事は既存建物への理解や経験値など高い設計力が求められることが多く、簡単にできるものばかりではありません。そうしたハードルを乗り越えて、価値を最大化できるようトウケンホームは「リノベーション専門店」として知識と経験を磨いています。

まとめ

リフォームとリノベーションの違いは、一般的に「完成によって価値が向上するかどうか」で区別されます。

劣化という［マイナス］の状態から［ゼロ］に回復させるのがリフォーム。回復させたうえで、さらなる価値を生み出して［プラス］にするのがリノベーションです。

東京都町田市を拠点にリノベーションを手がける工務店・トウケンホームは、「想像以上の暮らしごこち」という価値を生み出すことをミッションとしたリノベーション専門店です。

既存の建物のリフォームをするべきか、リノベーションをするべきか、迷っていらっしゃる方がいるなら、一度私たちにご相談ください。

リノベーションしたらどんな暮らしができるか、一緒にイメージしてみましょう。