2019/05/17
ナチュラルで肌触りの良い無垢材ですが、自然素材だからメンテナンスが大変そうなイメージがありませんか?仕上げ方にもよりますが、実際にはそれほど面倒なこともなく、かえって複合フローリングよりもメンテナンスは楽とも言えます。
仕上げ方によるメンテナンスの方法を見て行きましょう。
合板に化粧板を貼付けた一般的な複合フローリングと違い、無垢フローリングは一枚板から出来ていて、その質感は一番の魅力です。
また、無垢材には天然素材ならではの調湿作用があります。空気中の湿度を一定に保とうとするので、夏はカラッと、冬は自然なぬくもりを感じさせてくれて、素足でも快適です。
そして、使い続けていくと味わいが増すのも無垢材ならでは。色やツヤも深まり、ますます愛着がわくのではないでしょうか。
光沢が良く、一般的によく採用されているのがウレタン塗装。表面を硬化された薄い塗膜で覆っているので、熱や水にも強く日常的なお手入れも簡単です。
掃除機でゴミを吸い取り、乾拭きするだけでOKです。水分を残すのはNG。
基本的にウレタン塗装のフローリングにはワックスは必用ありません。
天然油脂や蜜蝋を浸透させて自然な美しさが特徴。木そのものの表情が楽しめますが、傷つきやすい一面もあります。
掃除機でゴミを吸い取り、必用なら乾拭き。水拭きは避けましょう。
数年に一度、再塗装してお手入れすると良いですが、裸足で歩く事で人の油分で自然なツヤが保てる事もあります。
毛羽立ちやささくれ、汚れると浸透してしまったりするので、何らかの塗装で仕上げるのが一般的です。
掃除機でゴミを吸い取り乾拭きする。無塗装の場合は水に弱いので水拭きやワックスは避けましょう。
固く十分に絞った雑巾で汚れを拭き取った後、乾拭きしましょう。無塗装のフローリングは、足裏やスリッパの汚れも拾いやすく、黒ずみの原因になるので、保護材として塗装をしておいた方が良いでしょう。
ご紹介の通り、無垢材フローリングは日常的にも定期的にも大げさなメンテナンスをする必用がありません。ノーメンテナンスとは言いませんが、ほとんど日常的な掃除機のみで大丈夫です。
複合フローリングの場合のキズや汚れはみっともない感じになってしまいますが、無垢フローリングですとキズや汚れが味わいとなっていくので不思議です。
どうしても補修したい大きなキズや汚れがあるときは、プロに相談しましょう。