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リノベ現場レポート

2024/10/21

【リノベのプロの本音 vol.2】健康リノベのすすめ
【リノベのプロの本音 vol.2】健康リノベのすすめ 写真

健康な生活や、快適な暮らしのためのリノベーションへの注目度は、年々上がってきていると感じます。

ただし、同時に感じるのは「内装をおしゃれにする」「自分らしいインテリアにできる」といった点に注目が集中していること。インテリアデザインはもちろん大事ですが、私たちがプロとして同時に重要視して欲しいと考えているのが、健康への配慮です。

なぜなら、住環境に関する法制度の歴史や、現代に残っている中古住宅の性能の現実から、一生健やかに住み続ける住まいにするためには、品質のグレードアップが欠かせないため。

たとえば、夏場に室内で起こる熱中症や、冬場のヒートショックのリスクは、中古住宅の大きな課題です。

私たちが品質向上リノベーションを推進する理由をお話します。

もくじ

  1. 何のためにリノベーションするのか
  2. 中古住宅の断熱の現実
  3. 増える室内熱中症の危険
  4. 冬場のリビングだけ暖房の危険
  5. リノベでは住まう人の健康にも着目しよう
  6. まとめ 東京都町田市で断熱リノベするなら

何のためにリノベーションするのか

私たちがリノベーションで建物の品質を向上して欲しいと考えている理由は、生涯住むための「マイホーム」を得る手段としてリノベーションが選ばれているためです。

数十年前までは、リフォームといえば、住んでいる家で古くなったり使いづらくなったりした部分を直す工事でした。

いま、私たちにお客様から寄せられているのは「自分らしい家づくりがしたい」というご相談。

これから長く住んでいくための家として、リノベーションという選択肢を検討している方が多いのです。

何十年先まで住み続けるには、頑丈で、健康に暮らせる建物である必要があります。

しかしながら、中古住宅と新築住宅の品質の格差については、よく知られていません。

住宅の建築技術は日進月歩で、数十年前に建設された家と現在の新築住宅では、気密性・断熱性が大きく違います。

さらに、気候環境が変化していることもあり、従来の断熱性能では生涯の家族の健康を守るのに不十分な建物も存在します。

生涯住むための家づくりとしてリノベーション工事をおこなうなら、これからの日本の厳しい夏の暑さや冬の寒さに耐えられる品質の改善が欠かせないと考えています。

中古住宅の断熱の現実

リノベーションでは、新築住宅のような分かりやすい性能の基準が義務化されていません。

新築の場合は、断熱等級という基準が設けられています。

現在多くの新築メーカーが標準にしている長期優良住宅仕様は、断熱等級5をクリアする必要があります。さらに、2025年には省エネ基準の適合が義務化される見込みです。

しかし、あくまで新築を建てるときの義務。既存の住宅に住んでいる人に、性能基準をクリアするよう改修を強いることはできません。

そのため、これから長く住むためのリノベーションでは、クリアしなければならない明確な性能基準がないのです。

現実として、日本にある住宅のうち、現行の断熱基準の断熱等級4をクリアしている住宅は、日本の住宅全体のおよそ13%という調査結果になっています。

◆関連記事:「断熱リノベーションの価値 ~日本の家の3分の2は夏暑く冬寒い~」

生涯住むためのマイホームを得る手段にリノベーションを選ぶ場合、断熱するかどうかは、住む人のジャッジにゆだねられているのが現実です。

増える室内熱中症の危険

既知の通り、今年の夏は例年以上の暑さでした。

近年「災害級の暑さ」という言葉を聞かない年はありません。

消防庁の発表によると、2024年7月に熱中症で救急搬送された人の数は、全国で43195人。

その発生場所として最も多いのが「住居」です。

◆参照元:総務省消防庁 熱中症情報「令和6年7月の熱中症による救急搬送状況」

今年7月の熱中症救急搬送の場所別統計では、住居(敷地内含む)が最も多くおよそ4割を占めています。

なお、都道府県別で最も多いのは東京都。都内だけでひと月に4000人以上が救急搬送されており、その過半数が65歳以上の高齢者と発表されています。

リノベーションでつくるマイホームで、60代以降もずっと住むと考えている方の方が多いでしょう。

数十年後の日本の暑い夏、断熱基準を満たさない家に住むことを、プロとしておすすめはできません。

冬場のリビングだけ暖房の危険

危険なのは夏場だけではありません。冬場の室内の事故で最も多い原因は「ヒートショック」と言われています。

ヒートショックとは、温かい場所から急に寒い場所に移動した際、血圧の乱高下によって脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすこと。特に、お風呂から上がって寒い洗面所に足を踏み入れた瞬間などに起きています。

このヒートショック、実は全国で起こる交通死亡事故の2倍以上とも言われています。

◆関連記事:「~ヒートショックへの備え~ 室内の温度差を解消するリノベーション」

従来の日本の家屋の断熱性能では、暖房でリビングだけを温める考え方が一般的です。

東京をはじめ本州の多くの地域では、「リビングは暖かいけど、トイレやお風呂は寒い。それが冬だからね」と考えている方が多いでしょう。

新築市場ではどこの部屋も温度差なくあたためる断熱性能がスタンダードになりつつあるのに対し、中古住宅ではそういった考え方が追いついていません。

しかし、ヒートショックを引き起こしやすいのも、ご高齢の家族です。これからの生涯を過ごす家には、しっかりした断熱対策が必須だと考えています。

リノベでは住まう人の健康にも着目しよう

なんのために家を持つのか。

これは、これからの人生を健やかに生きていくために他なりません。

しかしながら、リノベーションのイメージは

「おしゃれなインテリアにできる」

「自分らしい個性的な家にしたい」

といったヴィジュアル面が先行しがちです。

(実際に私たちもインテリアデザインにはかなり注力しています)

せっかく一生で一番大きな買い物をするなら、ぜひ性能も重視しましょう。

前述の通り、住まいの性能が不十分なために、命の危険につながる事故が起きています。

住まいの性能向上は、健康な人生に直結します。

私たちは、リノベーションによってつくるマイホームで、健やかで豊かな暮らしを実現してほしいと考えています。

まとめ 東京都町田市で断熱リノベするなら

トウケンホームは、東京都町田市を拠点に、リノベーションを専門に手がける工務店です。

唯一無二の自分らしい住まい作りを、リノベーションで叶えています。

設計力・デザインと同様に、私たちが推奨しているのが「性能向上リノベーション」です。

性能向上リノベーションとは、中古住宅の間取りや内外装などの改修に加え、断熱性能と耐震性能の向上を伴う改修を行うリノベーションのこと。

トウケンホームは「性能向上リノベの会(YKKAP)」に加盟しています。

性能向上リノベの会は、法整備されていないリノベーションの現場に独自の基準を定め、安心・安全な住環境づくりを推進する団体です。

私たちも、性能向上リノベの会が定めた仕組みと基準に基づき、安心して長く住んでもらえるよう工事計画を提案しています。

◆性能向上リノベーションとは

興味を持っていただけたら、ぜひ、ご相談にお越しください。

より詳細な情報や、ご家族のライフプランに合わせた家づくりについて、じっくりとお話しましょう。

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