2023/03/23
好きなモノと上手に暮らすには、モノの魅力を活かした空間づくりが大切です。
特にキッチンは日常の様々な種類のモノであふれるエリア。
少しの気遣いと、コツでスッキリとしたおしゃれな「見せる収納」キッチンになります。
事例を見ながらコツを紹介します。
アメリカ西海岸、カリフォルニアの雰囲気のインテリアに佇むキッチン。
生活感が出てしまう日常的な家電や、食器類はすべて「隠す収納」にして、後ろにある飾り棚にはインテリアテイストに合った雑貨だけを置いています。
棚ですので、何でも乗せたくなってしまいますが、ここはお部屋の雰囲気に合わせたトーンのモノだけを置くというルールを守りましょう。
スーパーで買ってきた調味料や食材は、様々なデザインパッケージがあり、キッチンにそのまま置いてしまっては残念な感じになってしまいます。
ビンやケースに移し替えて統一感ある「見せる収納」にする。ビンやケースは同じ種類、サイズを用意すると空間がまとまりやすいですね。
移し替えの作業は最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、一度やってしまえば、その後は補充していくだけになりますので意外とカンタンです。
リノベーションのメリットは、お持ちの家電やモノに合わせて収納計画を立てられることです。
この事例の収納棚は、施主様がすでにお持ちのモノをいかにスッキリ、ピッタリ収めるかを打ち合わせて作成した造作収納です。
いつもの場所にスッキリと収まる爽快感があるキッチンになりました。
リフォーム・リノベーションの計画の一つに、手持ちのモノをどのように収めるかのイメージを持つことです。日常的な動線や使い勝手と、見た目を両立させることは可能です。
こちらはキッチンではありませんが、施主様の趣味である泡盛をとことん見せる収納の事例です。
趣味で集めているもの、コレクションは積極的に「見せる収納」に置くことをおすすめします。自ずとトーンやテイストが揃っていますし、空間のアクセントとしても一役買ってくれます。
例えば、イタリア料理が好きな方が、輸入物のパスタや缶詰などを購入したらキッチンの「見せる収納」に飾ると、自分の好きが見えて気分が上がります。ここで重要なコツは、やはりテイストを揃えることです。
いかがでしたでしょうか。
難しく思える「見せる収納」ですが、いくつかのコツをつかめば成功します。
最後に全体をまとめたコツをご紹介します。
モノを単体でとらえるのではなく、そのモノを含むシーンで考えると成功します。好きなものの隣にあるモノを考えることです。
何でも無制限に飾るのではなく、余白を考えると成功します。集まっているところには集めて、余白は広げることを意識することです。
いつも「見せる収納」を基準に買い物をすることをおすすめします。インテリアショップなどに行くと、コンセプトに沿ったテイストにまとめられてディスプレイされていますので、おしゃれに見えますが、自宅に置いた時に馴染むかどうかは別問題です。もし、そのテイストにビビビっと来たなら、その周辺のモノもまとめて購入することをおすすめします。
ご自分の好きなこと、好きなモノを「見せる収納」に飾って、心地よい暮らしを送ってくださいね。
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