2023/09/28
毎日の身支度をする洗面室が心地よいと、笑顔でその日のスタートができますよね。
住宅リノベーションでも、洗面台まわりはチカラをいれて提案しています。
今回は、理想のデザインと機能性を叶えた洗面台リノベーションの実例を紹介します。
はじめに、洗面台のリノベーションで、どのようなデザインが選べるのかをご紹介します。
近年、設備メーカーの既製の洗面台にかわり、各パーツを選ぶ造作の洗面台がスタンダードになりつつあるのを感じます。
毎日の身支度を整える場所なので、好みの空間にしたいという方が多いです。
洗面台のリノベーションでは、選択するパーツが多くあります。
なかでも、デザインの決め手となるパーツをいくつかご紹介しましょう。
洗面台の正面に設置する鏡は、形状、大きさ、デザインによって、洗面室の雰囲気をつくります。
例えば
「丸型で木目の枠なら、ナチュラルで優しい印象に」
「長方形で枠のないミラーなら、シンプルでモダンな洗面室に合う」
そのほか、開閉式にしたり、照明を埋め込んだり、使いやすい機能を追加する方も。
ミラーだけでも多くの選択肢があるんです。
※木枠ミラーの実例
造作洗面台の洗面ボウルも、多くの選択肢があります。素材、形状、設置スタイル、水栓金具などを選べます。
例えば、設置スタイルだけでも、置き型、アンダーカウンター式、埋め込み式などのさまざまな種類があります。
「大きなボウルの置き型洗面台にして、カフェのような雰囲気に」
「埋め込み式で、スッキリ使いやすく」
など、好みに加え、使い勝手も重視して提案しています。
※陶器製の丸型ボウルの実例
洗面台の正面壁には、耐水素材であるタイルがおすすめです。
カラーやデザインが豊富なので、洗面室のテーマカラーに合わせて選べるのも嬉しいですよね。
タイル自体のデザインはもちろん、貼る範囲によっても、洗面室の雰囲気を左右します。
※正面壁全面にカラータイルを施工した実例
照明器具も、洗面室の重要なパーツのひとつです。
洗面室の雰囲気に合わせて照明を選ぶのもいいですが、「この照明を使いたい!」と決めてから、他のパーツを決めていくことも可能ですよ。
例えば
「ランプ型のブラケットで、クラシックな雰囲気にしたい」
「鏡に間接照明を埋め込んで、明るい洗面室にしたい」
のように、照明器具の希望から全体の雰囲気を提案するケースもあります。
※真鍮ブラケットの実例
このように、選んでいただくひとつひとつのパーツから、洗面室の雰囲気が彩られます。
「こんな雰囲気の洗面室にしたい」とテーマを決めて各パーツを考えていくと、楽しく選んでいただけますよ。
続いて、洗面台リノベーションで重要な機能性についてお話しします。
洗面室は、清潔さが求められる場所ながら、利用頻度が高いうえに水を扱うため、劣化対策とメンテナンスしやすさが大切です。
さらに、身支度、脱衣、洗濯など、利用目的が幅広いことも他の部屋にはない特徴。
せっかくリノベーションするなら、使いやすさも妥協できませんよね。
洗面台リノベーションで機能性を左右するポイントには、下記のようなものが挙げられます。
ご家族の生活スタイルによって、洗面室をどこに配置するのが最適かは違います。
「来客に手洗いを使ってもらいたいから、洗面と脱衣を分けたい」
「洗濯は部屋干し派なので、ランドリールームやクローゼットとつなげたい」
「子ども達が汚れて帰ってきても洗面室に直行できるように、玄関から回遊動線に」
など、使いやすい洗面室の配置をご相談ください。
洗面室は、収納力も重要な要素です。
利用する目的が幅広いため、収納したい"モノ"にも家族の個性が表われます。
「タオルやパジャマ類を置いて、スムーズに着替えられるようにしたい」
「洗濯グッズやアイロンの場所も確保して、ランドリールームとして使いたい」
洗面台下に引き出しなどを設けるだけでなく、固定棚やクローク式の収納庫を設けることもあります。
内装とは、床材、壁紙、カウンターなどのことです。
洗面台周りの内装は、素材の選び方がメンテナンスのしやすさに直結します。
例えば、床材をリビングルームと同じようなフローリングにしてしまうと、防水性能が不十分なために劣化を早めてしまう可能性があります。
木目の雰囲気がお好みであれば、撥水に長けたフロアタイル材から木目調を選ぶのがおすすめです。
洗面室に必要な機能を考えるときは、どんな使い方をしたいかをイメージしてみてください。
ご家族の用途に合わせて、ご提案します。
各パーツを選んでいく造作洗面台設計には、多くのポイントがあることをお伝えしました。
ここからは、洗面台リノベーションの実例をご紹介します。
デザインと機能性を兼ね備えた5つの洗面室をピックアップしました。
丸型のシンプルなミラーに、深いブルーのタイルがアクセントになっています。
木調カウンターと収納の造作家具と足下にあえて露出させた配管で、クラシックなフレンチスタイルを演出しました。
右手壁面にはニッチコーナーもあるので、お好きなインテリアを飾っていただけます。
この洗面台のお宅の施工事例詳細は、こちらからご覧ください。
リゾートスタイルのリノベーションに合わせ、大人カジュアルな洗面室を提案しました。
正面の鏡は開閉扉になっており、中に小物を収納できます。
ポイントは、船舶で使われる“マリンランプ”と呼ばれるスタイルのブラケットライト。
壁に映る陰影も美しいですね。
この洗面台のお宅の施工事例詳細は、こちらからご覧ください。
インパクトのある濃紺の壁紙を、鏡枠の間接照明が照らします。
ポイントは、カウンター埋め込みのフラットボウルと木目の床。
シックながら無機質になりすぎないデザインの工夫です。
洗面奥から収納庫に入れる設計で、機能性も忘れません。
この洗面台のお宅の施工事例詳細は、こちらからご覧ください。
マンションのコンパクトな洗面室は、タイル×真鍮アイテムを組み合わせて、海外のアパートメントのような雰囲気ある空間に。
古材を活用したニッチカウンターから良い味が出ています。
この洗面台のお宅の施工事例詳細は、こちらからご覧ください。
ストライプの壁紙が印象的な、明るい洗面室。
西海岸スタイルを基調にした住まい全体のリノベーションに似合う、海の雰囲気あふれる空間になっています。
カウンター上のスペースにお気に入りの身支度小物を置いていただくと、気持ちいい朝のスタートをきれそうですね。
この洗面台のお宅の施工事例詳細は、こちらからご確認ください。
お好みの洗面台の実例はありましたか?
洗面台のリノベーションでは、デザインと機能のどちらも重要。
デザインの決め手になるパーツと、使い方を左右するパーツ、それぞれの特性を把握し、組み合わせを楽しみましょう。
各パーツを選んでいくのは大変と思うかもしれませんが、住まいのテーマや叶えたい暮らしに合わせて、当社の設計担当が提案します。
おしゃれで使いやすい洗面室にしたい!とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。