2025/09/11
マンションの持ち家を考えている人にとっては、中古マンションを購入してリノベーションする選択肢は、自分らしい理想の住まいを実現する方法のひとつ。
その一方で、予想通りに計画が進まず、後悔が残ってしまうケースもあります。中古マンション購入もリノベーションも、注意すべきポイントがあまりにも多いためです。
よくある後悔の原因を知り、適切な対策をしながら、理想のリノベーションを進めませんか。
今回は、中古マンションのリノベーションのありがちな後悔とその対策を、リノベーション専門店であるトウケンホームが解説します。
これから中古マンションのリノベーションを検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。
中古マンションのリノベーションは、必ず後悔が残るものではありません。注意点を心得て計画していけば、いくつもメリットがある住まい方です。
たとえば以下のようなメリットから、『中古マンション購入+リノベーション』を選ぶ方が増えています。
新築のマンションやリノベーション済みマンションは販売数が限られますが、中古マンションは物件情報が多く、立地条件を絞り込んで探したい方にも嬉しい選択肢です。
また、中古物件でありながら、リノベーション過程で建物の構造状態も確認できるので、将来の不具合リスクを把握しやすいのもメリットでしょう。
最大の魅力は、間取りや内装のデザインを住む人が選べるところです。
個性的なインテリアスタイルや、広々としたクローゼット、こだわりのキッチン設備などの導入は、新築のマンションでは叶えられません。
▷『中古マンションリノベーション ビフォー・アフター 施工例まとめ』
後悔するケースがあるのも事実ですが、言い換えれば、後悔につながりやすいポイントの対策を講じていれば、メリットの恩恵をしっかり受けられます。
次の章から、よくある後悔例、対策を見ていきましょう。
ここでは、『中古マンション購入+リノベーション』のよくある後悔例を5つ紹介します。
中古マンションリノベでは、内覧の際には気づかなかった内部の老朽化が工事中にわかり、追加の修繕や補強が必要になるケースがあります。
たとえば、配管や断熱材・電気設備などの劣化は、工事開始前にはなかなか気づけません。
しかし、そのまま内装だけをリノベーションして、住んだ後に水回りや配線トラブルが起こるのも危険です。長く住むには、劣化をしっかり補修してから工事を進める必要があります。
マンションは建物ごとに管理規約や構造の違いがあり、リノベーションできる内容が制限されることもあります。
例えば、水回り設備の移動やフローリングへの全面張り替えは、管理規約で禁止されているマンションもあります。また、バルコニーや窓・玄関ドアは、共有部分にあたるために工事で変更できないことが一般的です。
理想の間取りやデザインを思い描いていても、「できない」ことが後から分かると残念ですよね。管理・構造などによる制限は、必ずリノベ計画の初期段階で確認しましょう。
売買価格だけに注目して中古マンション購入を決めてしまうと、管理費や修繕積立金が想定以上の負担になることがあります。
一般に、マンションは築年数が経つほど修繕積立金が上がる傾向です。そのため、維持費部分を比較すると、中古マンションのほうが新築マンションよりも高額になります。
さらに、大規模修繕の前後で管理費が変更されるケースも。
ローン以外の支払いが予定より増えてしまうと、収支計画が崩れてしまいます。管理費や修繕積立金は、先の計画まで把握できると安心です。
リノベーションに限らず、家づくりの悩みで多いのが予算オーバーです。
新築の注文住宅などのように標準仕様が決まっていない会社が多いのは、リノベーションの特徴。完全にオーダーメイドであることから、打ち合わせが進むうちにこだわりが次々に増えてしまう方もいます。
さらに、想定外の追加工事が発生しやすいのもリノベーションの特徴です。
リノベーションなら「理想の空間が手に入る」と考えがちですが、思い描いた仕上がりが実現できないこともあります。
管理規約などによる制約や予算の都合で、すべての希望を実現できるとは限りません。
さらに、依頼先のリノベーション業者との相性も重要です。リフォーム業者・リノベーション業者は企業によって、扱える建材や設備、得意なデザインなどが異なります。理想のリノベを依頼できる業者かどうかを見極めてくださいね。
中古マンションリノベーションを成功させるために、後悔になりがちなポイントをカバーする対策を、あらかじめ知っておきましょう。
ここでは、3つの対策を紹介します。
中古マンションの物件選びは、リノベーション成功の第一歩です。
築年数や表面の状態だけで判断せず、構造や過去の修繕履歴、管理状況など幅広く確認しましょう。
たとえば、同じ築年数であっても、管理の行き届いた物件や内部劣化が少ない物件を選ぶと、想定外の追加工事リスクが低くなります。同じ建物内でも前の住人の利用状況によって、状況が違うこともあるでしょう。
物件選びでできる対策は、リフォームやリノベーションの知識にたけた専門家の意見を聞くことです。
いいなと思った物件があれば、劣化状況や管理規約から希望に沿わない点がないか、プロに質問してみましょう。一緒に内覧が可能な専門家を探すことがおすすめです。
中古マンション購入の注意ポイントは、以下の記事の中で詳しく解説しています。
▷『中古マンションを買ってリノベーションのデメリットは?後悔しないための知識』
リノベーションの予算オーバーを防ぐには、
などの、コストコントロールが大切です。
リノベーション費用には、工事費だけでなく設計費や諸費用、税金、登記費用など多様なコストが発生します。工事費以外の諸経費部分の見落としは、予算オーバーを招く原因です。
可能なら物件確定前からリノベーション業者にも相談し、理想とするリノベーションにどれほどの費用が必要か、どのような諸経費がかかるか、総費用を見積もりしてもらいましょう。
万が一、見えない劣化などが後から見つかっても対応できるよう、余裕ある計画にしておくのが重要です。
ワンストップリノベーションは、物件選びから設計・工事・資金計画までを、ひとつのリノベーション業者にまとめて依頼できるサービスです。
不動産物件の購入手続きや、ローンを組める金融機関探しなど、初めてのことばかりで戸惑いやすいリノベーション。ワンストップリノベーションなら、一つの窓口で完結できます。
さらに、購入を迷う物件の内覧に同行してもらえる企業もあります。
失敗やトラブルのリスクを抑えられるので、リノベ初心者や忙しい方でも安心して進められるのがメリットです。
ワンストップリノベーションの詳細は、以下の記事でも解説しています。
▷『ワンストップリノベーションとは?メリット・デメリットと業者選びのポイント』
こうした3つの対策を実践し、中古マンションリノベーションでの後悔を未然に防ぎましょう。
中古マンションのリノベーションは、専門知識のある業者のパートナーがいると安心です。
なぜなら、一般の方には判断しづらい建物の劣化度合や管理規約の制限が、後悔や失敗につながる傾向があるため。
複雑な物件探しやリノベーションのステップについても幅広く相談できる、リノベーション専門店を探してみてくださいね。
リノベーション専門業者の相談相手をみつけられると
といったメリットがあります。
わたしたちトウケンホームは、東京都町田市・神奈川県相模原市を中心に、多くのフルリノベーションを手掛けているリノベーション専門店です。
物件選びから設計、施工、アフターフォローまで一貫してお施主様をサポートしています。
「まだ物件を探しているところだから」
「リノベーションに興味があるものの、何から始めればよいかわからない」
こうした方のご相談もお受けしています。
中古マンションのリノベーションは、自分らしい住まいを実現できるメリットから、人気が高まっています。
一方で、物件の状況によって予定通りに計画が進まず、後悔につながることもあります。
おすすめの主な対策は以下の3つです。
対策[1]:中古住宅の特徴を心得た物件選び
対策[2]:追加費用や諸経費も含めた資金計画
対策[3]:ワンストップリノベーションの活用
これらの対策を知っているだけでも、理想のリノベーションに一歩近づけますよ。
トウケンホームは、リノベーションの専門工務店です。地域に根差し、フルリノベーションの豊富な実績を重ねています。
もちろん、物件選びから施工、アフターフォローまでワンストップで対応可能です。
中古マンションのリノベーションに不安や疑問をお持ちなら、ぜひご相談ください。理想の住まいづくりを、プロの視点からサポートいたします。