2024/06/10
この数年でおうち時間が増えたことで、ベランダライフの楽しみ方が広がっています。
プランターでの家庭菜園をはじめ、食事を楽しんだり、リラックスしたり、ベランピング(ベランダ×グランピング)なども流行しています。
今回は、部屋と外とが繋がる場所であるベランダやバルコニーを、さらに心地よい空間にするためのアイデアを集めました。
トウケンホームのリノベーションで豊かなベランダライフを叶えた実例も紹介します。
日本では、ベランダやバルコニーは洗濯物を干す場所として利用されている方が大半です。しかし、海外の方は、外の空間を上手に住空間に取り入れています。
どの家にもほぼ必ずあるベランダやバルコニーを活用できないのは、もったいないですよね。
ちなみに、ベランダとバルコニーの定義の違いは、屋根の有無。
ベランダは屋根のある外空間、バルコニーは屋根のない外空間を意味します。
まずは、海外の暮らしを参考にしながら、いくつかのベランダ・バルコニーの活用アイデアを紹介します。
文字通り、もう一つのリビング=寛ぐ場所として活用できます。
ポイントは、ベランダやバルコニーも、室内の部屋と同じように一つの部屋と考えること。
リビングと同様ソファやテーブルを置けば、食事をしたり読書をしたり、リラックスして過ごせます。
もし、物干しとしても利用している場合は、パーティションなどでエリアを分けて空間を作り出すのもおすすめです。
夏の強い日差しや周囲の目線が気になるときは、突っ張り棒で固定できるオーニング(簡易屋根)が市販されていますので、設置してみてください。
ベランダやバルコニーで植物を育て、お庭や家庭菜園として活用している人もいますよね。
スペースに余裕がない場合でも、活用しやすいアイデアです。
一角をグリーンでまとめただけでも、癒しの空間が出来上がります。
ポイントは、植物を植える鉢植えやプランターにこだわること。
プラスチック製の鉢は避け、テラコッタや陶器、鉄などの器を選ぶだけで、雰囲気がグッとアップします。
立体的に配置すると、奥行きと賑やかさが出て一層素敵です。
お気に入りの鉢選びも楽しいですね。
裸足で出られるバルコニーなら、空の下でヨガを楽しむこともできます。
海外では、公園や海辺などアウトドアでヨガを楽しむ文化があります。自然と一体化するヨガの本来の概念では、屋外で身体を整えるそうです。
日本でも、青空ヨガのイベントが開かれることがありますよね。
自宅のバルコニーでは、外用のスリッパを置いているケースが多いと思います。
裸足で歩けるようにするには、ジョイントウッドデッキがおすすめです。
市販されているため入手しやすく、天然木のものはインテリアとしてもおしゃれでリラックス効果があります。
ヨガマットを敷いて身体をストレッチするのも、室内より屋外の方が一段と清々しい気持ちになれそうです。
家庭でも楽しめるキャンプ体験として、盛り上がりが続いているのがベランピング。
近年のキャンプブームからの派生で、ベランダ×グランピングが流行しています。
テントを張ったり、簡単な調理をしてパーティーをしたり、遠出せずにアウトドアを楽しめるアイデアです。
ベランピングの良いところは、準備が手軽な点。キャンプ道具は意外と荷物になります。
最近は、家でもアウトドアでもどちらの場面でも使えるキャンプ道具が増えてきました。
そういったシリーズからお気に入りの道具を揃えて、
「普段はベランダで」
「キャンプに出かける時は車に積み込んで」
と、どちらでも楽しめると嬉しいですね。
おうち時間の楽しみ方として話題になったベランダやバルコニーの空間活用ですが、いまでもリノベーションのご希望に挙げられるには、理由があります。
3つのメリットについて解説します。
ベランダやバルコニーは、多くの家にすでに設けられているスペースです。
さらに、通常、日当たりが良い場所に設置されています。
ベランダやバルコニーを活用することで、新たに場所を確保せず、既存のスペースを有効に使えます。
ベランダやバルコニーは、建物の2階以上に位置する外空間。
そのため、地面にあるお庭とは異なり、周囲からの視線を気にせずに過ごしやすいメリットがあります。
また、高い位置にあることで、外の景色を見渡すことができ、開放感を楽しめます。
プライバシーを保ちながら、リラックスできる空間を叶えます。
お庭がない戸建てやマンションなどでは、いくらリノベーションしてもお庭を作るのは難しいもの。しかし、ベランダやバルコニーがあれば、外空間を楽めます。
限られたスペースだったとしても、屋外で過ごすと自然を身近に感じられるリラックス効果があります。
ベランダやバルコニーは、お庭の代わりとして外を楽しむのに最適な場所です。
アイデアを知っていても、日本の一般的なベランダを活用するには、準備が必要です。
おしゃれで快適な空間に変えるための、3つのポイントを知っておきましょう。
ベランダをおしゃれで快適な空間にするためには、まずベランダの条件を確認することが大切。
条件を考慮することで、最適なレイアウトやインテリアを考えやすくなります。
などを把握しましょう。
紙に図を描くと、配置をイメージしやすくなりますよ。
ベランダの条件が分かったら、次はベランダの目的や過ごし方に合ったテーマを決めましょう。
目的から、どんな雰囲気の空間にするか、どんなアイテムが必要かを絞り込みます。
例えば、リラックスを目的とするなら、先に紹介したセカンドリビングのアイデアを参考に、ソファやハンモックを検討できます。
テーマとは、インテリアのテイストとも言い換えられます。
内装のコーディネートと同様、色味やテイストの方向性を決めておくと、アイテム選びで迷わなくなります。
日本のベランダやバルコニーは、物干しスペースとして設計されているために、部屋として過ごすには狭いケースが多いでしょう。
そのため、スペースを有効活用できるコンパクトなインテリアを選ぶのがおすすめです。
例えば、折りたたみ式のテーブルやチェア、壁に取り付けられるハンモックといった選択肢があります。
ハンギングプランターやウォールグリーンなどの、垂直方向のスペースを活用するアイテムも活躍するでしょう。
限られた面積を工夫して、お気に入りの空間に仕上げてくださいね。
リノベーションで、理想のベランダライフを叶えた実例があります。
トウケンホームの施工事例から2つのおしゃれなベランダ・バルコニーを紹介します。
海を感じられるようなカリフォルニアスタイルのリノベーションを叶えたこちらの住まいでは、自邸にいながら海風を感じられるような、開放感あるバルコニーを作りました。
夕日が沈む方向には、折り畳みタープ用のポールと金具を設置。屋外用のジョイントウッドデッキを敷き詰め、グランピングスペースの完成です。
このルーフバルコニーは、リノベーション前の建物にはなかった間取り。
既存の天井を取り払い、屋上に改装しました。
敷地の条件からお庭を作るのは難しかったため、リノベーションで屋外空間を実現しています。
2階なので、外からの視線も気にならないプライベートガーデンです。
こちらのお宅では、屋外用の家具を設置し、リビングのように寛げるベランダにリノベーションしています。
ポイントは、実際のリビングから大きなサッシでつながっているところ。
天井の木目デザインも内外統一させているので、ベランダの向こうまでひとつながりのお部屋のよう。室内を広く感じられる効果もあります。
こちらも、元の建物にはこうしたスペースはありませんでした。
日当たりへの配慮から2階にリビングを配置しなおし、元はお部屋だった部分をベランダにリノベーションしています。
ベランダやバルコニーは、工夫次第で素敵な寛ぎ空間に生まれ変わります。
すでにある空間を活用し、視線を気にせずにリラックスできる場所として見直してみませんか。
リノベーションでは、屋根を取り払ってルーフバルコニーにしたり、部屋とつながるアウトドアリビングを作ったり、大胆に寛ぎスペースを創りだすことも可能ですよ。
トウケンホームは、東京都町田市を拠点とするリノベーション専門店です。
「庭はないけど、気軽にアウトドアを楽しみたい」
「外でリビングのように過ごせる場所がほしい」
理想の暮らし方を丁寧にヒアリングし、可能なアイデアを提案します。
自分らしくアレンジしたベランダ・バルコニーで、特別な時間を過ごしてはいかがでしょうか。