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リノベお役立ち情報

2025/04/18

2025年最新 リノベーション補助金まとめ
2025年最新 リノベーション補助金まとめ 写真

住宅のリノベーション工事では、活用できる補助金制度があります。

各庁が連携した「住宅省エネキャンペーン」は2023年から始まり、本年度も継続されます。

この記事では

  • 2025年にリノベーションで活用できる補助金の種類
  • 各補助金でいくらくらい得できるのか
  • いつから利用できるのか
  • 知っておくべき注意点

などを解説しています。

2025年にリノベーション工事をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。 

もくじ

  1. 住宅省エネ2025キャンペーンとは
  2. 子育てグリーン住宅支援事業
  3. 先進的窓リノベ2025事業
  4. 給湯省エネ2025事業
  5. 補助申請の注意点
  6. まとめ

住宅省エネ2025キャンペーンとは

『住宅省エネ2024キャンペーン』とは、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、住宅省エネ化を支援する4省庁の補助事業の総称です。

4省庁の補助事業とは、以下の4つです。

①子育てグリーン住宅支援事業

②先進的窓リノベ2025事業

③給湯省エネ2025事業

④賃貸集合給湯省エネ2025事業

個人の住宅リノベーションでは、①②③の制度が対象です。

3つの制度は併用して申請ができるので、それぞれの最大額を活用できれば最大280万円の補助金を受け取れます。

次の章から、3つの補助金制度について詳しく解説します。

参考:『住宅省エネ2025キャンペーン』公式サイト

子育てグリーン住宅支援事業

『子育てグリーン住宅支援事業』は、エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯が、高い省エネ性能の新築住宅を取得したり、省エネリノベーションしたりするのを支援する事業です。

2050年のカーボンニュートラルの実現を図るものであり、2024年の『子育てエコホーム支援事業』から名称が変更されました。

「子育て」という名称ではありますが、リフォーム分野では全世帯が対象です。

躯体の断熱改修や子育て対応改修といった、環境配慮や住み心地を向上させるリフォーム・リノベーション工事に対して一戸当たり60万円を上限に補助金が受け取れます。

補助対象の工事が幅広く、活用しやすい制度です。

補助対象

『子育てグリーン住宅支援事業』では、対象となるリフォーム工事をする場合に補助が受けられます。

  • グリーン住宅支援事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする方
  • リフォームする住宅の所有者等であること

上記2点を満たす方が対象です。

補助額と工事内容

子育てグリーン住宅支援事業では、該当のリフォーム工事に対し、上限60万円までの補助額を受け取れます。

ただし、どの工事を行うかによって、補助額の上限が異なります。

必須工事

①開口部の断熱改修

②躯体の断熱改修

③エコ住宅設備の設置

任意工事

④子育て対応改修

⑤防災性向上改修

⑥バリアフリー改修

⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置

⑧リフォーム瑕疵保険等への加入

上記の表の

必須工事①~③すべてのカテゴリーを実施した場合は、60万円/戸

必須工事①~③いずれか2つを実施した場合は、40万円/戸

が上限です。

任意工事については、必須工事のうち2つ以上を同時に行う場合のみ補助されます。

また、申請する補助額の合計が5万円未満の場合は補助の対象になりません。

公式サイトにも条件等の詳細が掲載されていますが、リノベーション事業者に問い合わせて補助額を計算できます。

参考:『子育てグリーン住宅支援事業』公式サイト

先進的窓リノベ2025事業

『先進的窓リノベ2025事業』は、断熱窓への改修を促進し、既存住宅の省エネ化を促すことで家庭から排出されるCO2の削減を目指す事業です。

室内の温度に一番大きく影響しているといわれるのが、窓からの熱交換です。

窓の断熱性能を高められると、冷暖房費用を抑えられる省エネ住宅にリノベーションができます。

住宅の建て方や設置する窓の性能と大きさ、設置方法に応じて、一戸あたり最大200万円が補助される大きな補助制度です。

3つの補助制度のなかでも、最も問い合わせが多いのも窓リノベ事業です。

補助額が埋まってしまうのも早い傾向があるので、お早めの検討をおすすめします。

補助対象

補助の対象となるのは、窓やガラスやドアなどの建具を、断熱性能の高い建具に交換する断熱リフォーム工事です。

具体的には、以下の4種の工事が対象です。

  • ガラス交換:既存窓のガラスのみを取り外し、既存サッシをそのまま利用して、複層ガラス等に交換する工事
  • 内窓設置:既存窓の内側に新たに内窓を新設する、または既存の内窓を取り除き新たな内窓に交換する工事
  • 外窓交換:屋外から施錠できない建具(外窓)の交換工事
  • ドア交換:屋外から施錠できる建具(ドア)の交換工事

なお、外窓交換とドア交換にはそれぞれ「はつり工法」と「カバー工法」の2種類の断熱改修が可能ですが、いずれも窓リノベ事業の対象です。

補助額と工事内容

『先進的窓リノベ2025事業』の補助額は一戸あたり5万円〜200万円です。

窓1カ所づつ補助額が決められており、合計額が補助されます。

補助額は、住宅の建て方や窓の性能区分(熱貫流率)、窓のサイズによって、細かく決められています。

たとえば、ガラス交換工事のガラス一枚当たりの補助額は以下の通りです。

窓の性能区分【熱貫流率】

ガラスのサイズ[面積]

大(L)[1.4㎡以上]

中(M)[ 0.8㎡以上1.4㎡未満]

小(S)[ 0.1㎡以上0.8㎡未満]

P(SS)

【1.1以下】

55,000円

34,000円

11,000円

S

【1.5以下】

36,000円

24,000円

7,000円

A

【1.9以下】

30,000円

19,000円

5,000円

上記の表から補助単価×施工箇所数を計算し、補助額の総額を算出します。

大きな補助が活用できるので、高断熱な住まいへのリノベーションを前向きにご検討ください。

参考:『先進的窓リノベ2025事業』公式サイト

給湯省エネ2025事業

『給湯省エネ2025事業』は、家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について、高効率な給湯器の導入を支援することで「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」の達成を目的とする事業です。

ご家庭の省エネといえば、「まずは電力」というイメージですが、お湯を沸かすときのエネルギー消費も意外と大きいのです。

環境省の公表データによると、給湯は家庭のエネルギー消費量の4分の1程度を占めているとされています。

参考:『家庭のエネルギー事情を知る』環境省

2024年に引き続き、省エネ性能の高い給湯器への補助額追加が継続され、エネルギー効率の高い給湯器を選びやすくなっています。

補助対象

『給湯省エネ2025事業』の対象となるのは、下記のいずれかの給湯器を新築住宅もしくは既存住宅に設置する工事と古い給湯器を撤去する工事です。

【設置によって補助が受け取れる給湯器の種類】

  • ヒートポンプ給湯機(エコキュートなど)
  • 電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機、エコジョーズなど)
  • 家庭用燃料電池(エネファームなど)

導入する給湯器・撤去する給湯器の種類と性能に応じて定額が補助されます。

補助額と工事内容

補助額は、給湯器のタイプ別に1台あたりの定額で決められています。

さらに、それぞれさらに高い性能要件を満たす場合、その性能に応じた加算額も補助が受けられます。

それぞれの金額は下記の表の通りです。

設置する給湯器

補助額(基本額)

補助額(加算額)

加算要件

いずれか

両方

ヒートポンプ給湯器
(エコキュート)

6万円/台

A

4万円/台

7万円/台

最大13万円/台

B

6万円/台

電気ヒートポンプ
・ガス瞬間式併用型給湯器
(エコジョーズ)

8万円/台

A

5万円/台

7万円/台

最大15万円/台

B

5万円/台

家庭用燃料電池
(エネファーム)

16万円/台

C

4万円/台

最大20万円/台

加算要件(A~C)は、以下の通りです。

  • A要件:インターネットに接続可能な機種で、翌日の天気予報や日射量予報に連動させて昼間の時間帯に沸き上げをシフトする機能を有するものである
  • B要件:補助要件下限の機種と比べて、5%以上CO2排出量が少ないものとして、aまたはbに該当するものである。
    • a.2025年度の目標基準値(JIS C 9220 年間給湯保温効率または年間給湯効率)+0.2以上の性能値を有するもの
    • b.おひさまエコキュート
  • C要件:ネットワークに接続可能な機種で、気象情報と連動して停電が予想される場合に、稼働を停止しない機能を有するものである。

2024年度と比較すると、基本額は減少した分、条件を満たした性能を持つ給湯機器に対しての補助金額が増加しました。

より高性能な給湯器を設置した場合は前年と変わりません。

補助の対象となる給湯器の設置に合わせて以下の撤去工事を行う場合は、工事内容に応じた定額が加算されます。

補助額(加算額)

補助上限

電気蓄熱暖房機の撤去

8万円/台

2台まで

電気温水器の撤去

4万円/台

①で補助を受ける台数まで

『給湯省エネ2025事業』では、高性能な機種であれば

エコキュートなら13万円/台

エコジョーズなら15万円/台

エネファームなら20万円/台

の補助を受けられます。

給湯エネルギーを見直しできると、日々の光熱費も抑えられます。

補助制度をきっかけに、高効率な給湯設備の設置を考えてみませんか。

補助申請の注意点

3つの補助申請について、注意すべき点が2つあります。

[1]申請期限

申請の対象となるのは、2024年11月22日以降に着工した工事です。

工事の着工は遅くとも2025年12月31日です。

ただし、各事業の予算枠が埋まり次第終了となります。

2024年度は12月末を待たず補助金申請が早期終了した経緯があるため、早めの工事・申請がおすすめです。

[2]申請者は工事を行う登録事業者

住宅省エネ2025キャンペーンの3つの補助事業の申請者は、工事を行う登録事業者です。

補助金を利用してリノベーション工事をご希望の場合は、依頼する業者が登録事業者かどうかを確認するようにしましょう。

なお、トウケンホームは3つの事業すべてを取り扱いできる登録業者です。

各事業の詳細についても丁寧に説明いたします。お気軽にご相談くださいませ。

まとめ

各事業の補助額を、以下の表にまとめます。

対象事業

補助対象

補助額

子育てエコホーム支援事業

対象に該当するエコリフォーム工事

必須工事をすべて実施:上限60万円/戸
いずれか2つを実施:上限40万円/戸

先進的窓リノベ事業

高性能断熱窓への交換工事

  • ガラス交換
  • 内窓設置
  • 外窓交換
  • ドア交換

工事内容に応じて定額補助
補助単価×
施工箇所数の総額

5万円〜200万円/戸

給湯省エネ事業

高効率給湯器の設置工事

  • エコキュート
  • エコジョーズ
  • エネファームなど

ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
基本額:6万円/台
最大:13万円/台

電気ヒートポンプ・ガズ瞬間式併用型給湯器(ハイブリッド給湯器・エコジョーズ)
基本額:8万円/台
最大15万円/台

家庭用燃料電池(エネファーム)
基本額:16万円/台
最大20万円

条件の詳細は各事業の公式サイトをご確認いただくか、リノベーション事業者にお問い合わせください。

いずれの事業も効率の良いエネルギー社会の実現を目的としており、高性能な住宅への改修に対して手厚い補助が用意されています。

言い換えると、高い性能の住宅に生まれ変わらせるリノベーション工事が大きく後押しされています。

リノベーションと聞くとおしゃれなお部屋に造り替えることと思われがちですが、家の性能を向上させるのも新しい価値を吹き込む「リノベーション」です。

補助金制度をきっかけに、快適な住まいを実現する性能向上リノベーションをぜひ検討してみてください。

★トウケンホームの『性能向上リノベ』の取り組みはこちら

私たちトウケンホームは『住宅省エネ2025キャンペーン』の3事業すべてを取り扱いできる登録業者です。

補助制度の詳細が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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