2025/04/28
都心エリアを中心に人気が高まっている「中古を買ってリノベーション」。
ところが、物件探しをしていると、すでに「リノベーション済み」と記載のある中古マンションもたくさんあることに気づくでしょう。
リノベーション済みの中古マンションと、物件購入後にマンションリノベーションをおこなうのとでは、どちらが良いのでしょうか。
2者には、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。
今回は、
①リノベーション済み中古マンションを購入するケース
②中古マンション購入後にリノベーションするケース
の2つのケースを比較します。
これから長く住まうための中古マンションをお探しなら、どちらがご自身のライフスタイルに向いているかチェックしてみてください。
近年、東京近郊を中心に、分譲マンションの価格高騰が続いています。その影響もあり、中古マンションの市場も活発化しています。
中古マンションの購入には、
①リノベーション済み中古マンションを購入するケース
②中古マンション購入後にリノベーションするケース
主にこちらの2つがあります。
①のリノベーション済み中古マンションを購入するケースは、前の入居者がスムーズに売却が進むようにリノベーションしているパターンや、大手のリノベーション企業が買い取って流行のインテリアに改装しているパターンなどがあります。
一方、②の中古マンション購入後にリノベーションするケースでは、理想の中古物件を自分で探し、リノベーション企業と打ち合わせをしてリノベーション工事をオーダーする流れです。
どちらも、新築のマンションを購入するよりも安い価格で、新品の内装に住むことができるため魅力的ですよね。
ただし、似ているような①と②は、それぞれメリットとデメリットが異なります。
以下の章から、解説していきましょう。
ず、リノベーション済みマンションを購入するメリットを紹介します。
主なメリットとして以下のポイントが挙げられます。
リノベーション済みマンションなら、内覧で空間の雰囲気や使い勝手を直接体感できます。数千万円単位の大きな買い物なので、完成したものを見てから購入を決められるのは安心できますね。
リノベーション済み物件は、購入手続きが完了次第、すぐに入居ができます。
その点、後からリノベーションするケースは、工事の期間に数か月かかる場合も。
転勤や進学といったライフイベントに合わせて住まいを決めたい方にも向いている選択肢です。
すぐに住み始めたい方はもちろん、忙しくて打ち合わせに時間を割けない方にも、リノベーション済み物件は向いています。
購入後にリノベーションする場合は、間取りや内装の打ち合わせに何回も通う必要があるためです。
また、内装にこだわりがなく、希望をどう伝えて良いかわからないという方にとっても安心できるポイントかもしれません。
金融機関との契約が物件購入の住宅ローン手続きで完結する点も、リノベーション済み物件購入のメリットといえます。また、金融機関も選定しやすい傾向にあります。
その点、物件購入後にリノベーションするケースでは、先に物件購入のローン手続きをおこなってから、リノベーション費用の分の手続きをするのが一般的です。
つづいて、リノベーション済み中古マンションを購入するデメリットを紹介します。
主なデメリットには以下のポイントが挙げられます。
リノベーション済み物件では、既に工事が完了しているため、購入者が間取りや内装を選ぶことはできません。自分好みの空間を求める人にとっては、はがゆい制約となるでしょう。
また「リノベーション済み」と物件情報に書かれていても、インテリアにこだわったデザインリノベーションがされているものばかりではありません。実際には、新品の壁紙に張り替えてあるだけ、といったケースも考えられます。
内装が新しくなっていても、配管や電気設備など見えない部分の老朽化が残っている可能性があります。最悪の場合、住み始めてからトラブルとなる恐れも。
たとえば、給排水管や断熱性能の劣化が進んでいても、上から新品の内装が施工されていれば、一般の人が気づくのは難しいでしょう。
購入前に工事履歴や修繕内容をしっかり確認することをおすすめします。
リノベーション済みの中古マンションは、市場に出回っている物件数が限られています。
新築物件や中古物件と比較すると、選択肢が少ない点もデメリットです。特に立地や広さなど希望条件に合う物件を探していると、見つけるのが難しく感じられるでしょう。
ここからは、中古マンション購入後にリノベーションするメリットを解説します。
中古を買ってリノベーションの主なメリットは以下のポイントです。
中古を買ってリノベーションする最大の魅力は、自由にデザインをオーダーできる点でしょう。
特にマンションは、新築でもすでに完成された状態で購入するのが一般的。画一的な間取りやインテリアでも仕方ないと考えている方も多いです。
購入してリノベーションすれば、マンションでも間取りや内装、設備などを自分の好みやライフスタイルに合わせて一から設計した住まいにできます。
マンションでは珍しい『西海岸風』『ブルックリンスタイル』『レトロモダン』といった個性的なインテリアも叶えやすいですよ。
こだわりの詰まったインテリアのマンションをご希望なら、こちらの記事も参考にしてください。
▷『中古マンションリノベーション ビフォー・アフター 施工例まとめ|東京町田市・相模原市』
購入後のリノベーションでは、工事する過程で建物の構造状態を詳細に確認できます。隠れた問題点を発見できれば将来的な不具合のリスクを低減し、安心して住めます。
ただし、物件を決めるタイミングでは、構造部分は隠れています。購入後、予想以上に壁内が劣化していれば、補修費用が多くなることも。
劣化や補修箇所のリスクを知りたいなら、ホームインスペクションやワンストップリノベーションを活用しましょう。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
▷『ワンストップリノベーションとは?メリット・デメリットと業者選びのポイント』
リノベーション済みに限定しなければ、販売されている中古マンションの物件数は豊富です。
立地条件や町の暮らしやすさ、価格帯、築年数なども、多くの物件の中から理想の部屋を探しやすくなります。
中古マンションを購入後にリノベーションするなら、以下の2点に注意しましょう。
賃貸から持ち家として中古マンションを買う予定なら、工事期間中の支出をシミュレーションしておきましょう。
中古マンションの購入とリノベーション工事費用、どちらもローンで資金準備すると、リノベーション工事が完了するまでの期間は住宅ローンと現在の家賃を同時に支払わなければなりません。
マンションリノベーションの工事期間は短くとも数か月かかります。
中古マンションを購入し、物件の引き渡しを受けてからしか着工できませんが、一般的に引き渡しからローン支払いが発生するのが一般的です。
中古を買ってリノベーションする際の住宅ローン活用は、こちらの記事にまとめています。
▷『リノベーションでも住宅ローンが使えます!条件・金利・控除制度を解説』
自分好みの空間設計を依頼するなら、リノベーション業者の選定も重要です。
なぜなら、リノベーション業者によって、それぞれの会社に得手不得手もあるため。
たとえば、私たちトウケンホームは専任の担当とデザイン打ち合わせができる点が強みですが、他の業者では部分リフォームを得意とする企業や、シンプルでローコストを売りにする企業もあります。
適切な業者選びができないと、「求めていた品質と違った」「希望のデザインにできなかった」と後悔の残るリノベーションにもなりかねません。
リノベーション業者の強みをしっかりリサーチして、希望にあうパートナーを選んでくださいね。
東京都町田市、神奈川県相模原市周辺で中古を買ってリノベーションをお考えなら、わたしたちトウケンホームにぜひご相談ください。
「中古を買ってリノベーション」には、理想の暮らしが叶う“リノベ後”を見据えた物件選びと、理想の暮らしのイメージをきちんと共有できる“パートナー”の存在が重要だと考えています。
ただし、リノベーションすることを前提とした中古物件探しは、不動産業者・リノベーション業者・金融機関などの各依頼先をオーナー様が検討しなければならず、大きなご不安を感じている方も少なくありません。
そのため、弊社では、物件探しからリノベーション工事、アフターメンテナンスまで一貫して相談いただけるワンストップリノベーションを承っています。
トウケンホームのワンストップリノベへの思い・実際の体制については、下記のページからご覧ください。
町田市・相模原市周辺で自分らしい住まいづくりをお考えなら、ぜひお声かけくださいませ
中古マンションの購入には、リノベーション済み中古マンションを購入するケースと、中古マンション購入後にリノベーションするケースの2パターンがあります。
どちらも、新築のマンションを購入するよりも安い価格で、新品の内装に住むことができますが、それぞれ異なるメリットとデメリットがあり、自分に合った方法を選ぶのが大切です。
メリット |
デメリット |
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リノベーション済み中古マンション |
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中古を買ってリノベーション |
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たとえば、早めに入居したい方や、完成したインテリアを内見して購入を決断したい方には、リノベーション済み中古マンションが向いています。
一方、立地や周辺環境をじっくり選び、こだわりの間取り・デザインを実現したいなら、中古を買ってリノベーションがおすすめです。
どちらが自分に合っているか迷う場合は、私たちのようなリノベーション専門店にご相談ください。どんな暮らしを望まれているか、お話ししながら、理想のマンションを考えましょう。