2019/04/25
古いキッチンを交換したい、独立キッチンをオープンキッチンにしたい!など、キッチンリノベを考える動機は人それぞれ。
せっかくリノベするのであれば、『片付かない』『何だか動きづらい』などの悩みや不満を解決したいですね。
システムキッチンとオーダーで造作する方法があります。
【造作キッチン】素材、寸法、設備機器などを自由に決められ、コストを高くも安くもできる。オリジナルデザインをご希望の方はこちらを選ぶと良い
【システムキッチン】キャビネットとビルトインの機器を組み合わせて、継ぎ目のない天板を一般成形したもの
キッチンの作業動線を考える上で一番大事なのはコンロ・シンク・冷蔵庫、この3つの移動が無駄なくスムーズにできることが重要です。
この3つのそれぞれの中心を結ぶ線を『ワークトライアングル』と呼び、「3辺の合計が3.6m~6m(2〜3歩程度)の範囲であること」が作業効率上動きやすく使いやすいキッチンとされています。
素敵なキッチンを選んだとしても、冷蔵庫まで遠い、開き勝手が逆で使いづらい、なんてことになったら悲惨です。
ワークトライアングルが短くなったり長くなったりしてしまう場合は、唯一動かせる冷蔵庫の置き場を変えてみましょう。
家電の置き場も考える
毎日のことですから、家電の使い方、しまい方などを考えましょう。
また、家電で使用するコンセントの数なども配慮したほうが良いことの一つです。コンセントが少なくてタコ足配線を多用すると定格容量を超え発熱するなど危険が伴います。
プランの際に見落としがちなのが「ゴミ箱」です。
地域によりけりですが、ゴミの分別がない地域なんて皆無です。ゴミ箱は必ず置くものですね。
ゴミ箱置き場を後回しにしてしまうために、動線が悪くなってしまうことはよくあることです。
プランを考える時には絶対に忘れてはいけません!
キッチン空間に当てることができる広さと、キッチンに立つ人がどのように作業したいのか、複数で作業を行うことがあるのかなどを想定し、レイアウトを考えたい。
カウンターを突出させ、シンクを配してダイニングに面した対面キッチンにしたり、配膳スペースや食卓に利用する。
L字の両側にシンクとコンロを振り分けるパターンが多い。洗い物をしながらコンロが見えるので効率よく動ける。
シンクとコンロ、冷蔵庫を一列に並べたコンパクトな配置。
アイランド部を囲み複数で作業ができて、コミュニケーションがとりやすい。
独立型のキッチン向きで、広いカウンターがとれてゆったりと作業できる。内側の間隔は1人の作業では90~120cm程度。
左右、振り返りの動作で効率よく作業できる。片方を作業や配膳、片方を家電置き場とするなど、収納も豊富に取れる。
キッチンのリノベでは、デザインも大切ですが、同時にいかに使い勝手を良くするかがポイントです。
「動線」はキッチンワークはもとより、その他の家事のしやすさも重要です。
「収納」は作業のスピードアップにつながる効率的な配置と容量が重要です。ゴミ箱置き場も忘れずに。
「設備」最新のキッチン設備はどんどん進化しています。料理を手際よく仕上げ、作業の負担も軽減できます。