2021/04/02
住宅購入を検討している方にとって、ローンの事前審査はとても大切なステップです。
お客様はそこまでの認識がない方がほとんどで、購入検討してもよい物件が出てきたら、審査をすればよいと思っている方が多いのですが、それでは少し遅いんです・・・。
事前審査は、住宅購入のかなり初期にやるべきステップなのです。
なぜ住宅ローンの事前審査が大切なのか?金融機関は、あなたに住宅ローンの融資をするかどうかを判断する際に、様々な角度から審査をしていきます。年齢、職業、仕事内容、勤務先、勤続年数、特殊な資格があるかないか、転職履歴、自己資金の割合、既存の借入状況、過去のクレジット利用状況、返済の延滞、キャッシングの利用状況など様々な角度から審査をして判断しています。
年収が高いからといって、住宅ローンが利用できるとは限りません。中には、過去のクレジットの利用状況などによって、融資できない場合もあります。
購入したい物件を見つけて、家族で盛り上がったのに、そもそも購入できないといったこともあり、それまでに費やした時間が無駄になるだけでなく、家族の精神的ダメージ、想いを全て無駄になってしまうことがあります。
住宅ローンの借り入れができることが分かったとしても、人によっては、借入額が思っていた金額より少なかったといったことがあります。
これは数十万借り入れ金が少ないということではなく、数百万単位で少なくなってしまいます。
例えば、物件代金の2割を自己負担できれば融資できますと言われたら、4000万円の物件であれば、800万円頭金を用意しなければ借り入れできないということになります。
直近の年収をみて、借り入れできるだろう予想額から予期せぬ減額回答がでてしまう方もいます。
購入したい金額に資金が足りなくなってしまい、購入できない可能性もありますので、ローンの事前審査は早めにやっておくことが大切です。
・金融機関によって審査の方法が異なるので、他の金融機関に相談してみる。金利は少し高いが、融資してくれる金融機関などがあります。
・親からの資金援助してもらえないか相談をしてみる。
・既存の借り入れを返済してしまう。
・キャッシング枠のあるクレジットカードを解約する。
今すぐに購入したい物件がある時に、このようなことをしていては、時間が掛かってしまい、物件が他の人に買われてしまうリスクがありので、審査する時期が遅かったとなってしまいます。
こういったことがありえるので、早めの事前審査をすることが大切です。
事前審査を行ったら、そこの金融機関の「金利優遇幅」が事前にわかるので、月々の支払額がいくらになるといった具体的な資金計画が立てやすく、返済プランも事前に確認できます。
またリノベーション費用を優先して考えているお客様の場合は、いくらの物件を探せば良いかが分かりやすくなるので、物件探しもスムーズに行えるメリットもあります。
事前審査が通っていないと、売主側は、支払いができるかどうかが分からないので、買付の申し込みをしても物件の売却活動は止めることができません。
こちらがローンの審査をしている間にローンの通っている他のお客様が現れてしまうと、そちらに購入されてしまうといったリスクがあります。
また価格交渉においても、ローンが通っているのが大前提になりますので、通っていなければ交渉すらできません。全てが後手に回って、他の買い手に購入されてしまうといったことが起きてしまいます。
不動産仲介業者は、売主様の機会損失を防ぐために、事前審査で承認がない方と契約することはありません。
ローンを利用して住宅購入をする上では、事前審査は避けられないので、後回しにせず、物件探しを始めた初期段階で事前審査をすることが、あなたの住宅購入がスムーズにいくひとつのプロセスでもあります。
トウケンホームでは、購入する物件が決まっていなくてもローンの事前審査をお手伝いしていますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。