2023/02/10
ご家庭の省エネといえば、「まずは電力」と考えますが、合わせて給湯のエネルギー消費も意外と大きいのです。
環境省の2019年度の「家庭のエネルギー事情を知る」によると、給湯によるエネルギー消費量は家庭のエネルギー消費量の4分の1程度を占めているとされています。
そこで、家庭に高効率給湯器の導入支援を行い、カーボンフリー社会や住宅の省エネ化を促進する目的で2023年(令和5年)に新設された補助事業です。
発電しながら給湯できる
都市ガスやLPガス等から取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて、電気を作り出します。このとき発生する熱を利用してお湯を沸かし、給湯などなどに利用します。
→補助額 15万円/台
(出典:Panasonic)
電気とガスを組み合わせて効率的に給湯できる
ハイブリット給湯器とは、電気とガスを使用する給湯器のことです。お湯を沸かしたり暖房をつけたりするために使用できます。
状況に合わせて電気とガスを組み合わせて効率的に給湯できるので、無駄がなくなり省エネになるシステムです。
→補助額 5万円/台
(出典:リンナイ)
正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」といいます。ヒートポンプ技術によって、空気の熱を利用してお湯を沸かす家庭用給湯システムです。
安い夜間電力を使用してお湯を沸かし、貯湯タンクに貯めて給湯します。ガス給湯器よりもランニングコストを抑えられて、省エネです。
→補助額 5万円/台
(出典:Panasonic)
戸建 | 共同住宅 |
---|---|
2台以内 | 1台以内 |
補助金の申請は、給湯器の購入者ではなく販売業者や取り付け業者などの補助事業への登録事業者です。
💡 トウケンホームは登録業者です
①売買契約、工事請負契約等
②工事着工→工事完了→引き渡し
③補助金交付申請(登録事業者/トウケンホーム)
④審査→交付決定、補助金交付(購入者へ直接交付)
申請は登録事業者が行いますが、補助金は高効率給湯器の購入者に直接交付されます。
購入・工事の場合、交付申請等の手続きは、原則、契約を取り交わす登録事業者が代行します。
設置する住宅※1 | 契約 | 登録する事業者※2(手続代行者) |
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新築注文住宅 | 工事請負契約 | 建築事業者(工事請負業者) |
新築分譲住宅 | 不動産売買契約 | 販売事業者(販売代理を含む) |
既存住宅(リフォーム) | 工事請負契約 | 施工業者(工事請負業者) |
※1 戸建、共同住宅等の別を問いません。以下同じ。
※2 本事業の対象機器を導入し、本事業に給湯省エネ事業者として登録されているエネルギー小売(電力会社、ガス会社等)と電力・ガス契約をしている場合、手続代行を依頼することもできます。
設置する住宅※1 | 契約 | 登録する事業者※2(手続代行者) |
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新築注文住宅 | 建築着工日 | 住宅の引渡し |
新築分譲住宅 | 住宅の引渡日 | 住宅の引渡し |
既存住宅(リフォーム) | 給湯器の設置開始日 | 工事の引渡し または 補助事業者による給湯器の利用開始 のいずれか早い方 |
■工事請負契約日
〜遅くとも2023年12月31日まで
■交付申請期間
2023年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも2023年12月31日まで)
高効率給湯器の設置と同時に、窓断熱リフォームや壁断熱や玄関ドアの断熱改修を同時に行うことで、補助金を効果的に利用することができます。
この機会にお部屋の断熱性能向上や省エネ住宅リフォームを検討されてはいかがでしょうか?